出勤中、赤や黄色の帽子たちが見えました。どこへいくのでしょうか?
横断歩道を元気よく手をあげて遠くの方に見えなくなるまで、歩いてゆきました。
私達もあんな頃もあったのに・・・、いつしか、1人で大人になった気分で。いろんな人がいるから面白いのだと思います。あの帽子たちも大空に向かって伸びてゆくのでしょうね。
先週末、3日(土)は「めざましクラッシックスコンサート」がハーモニーホールで行われました。
「クラッシック」と言うものを生で聴くのは初めて、正直眠くなるのでは?とも思いました。ピアニストの清塚信也さんは「クラッシックは、ウ~ン」と言う私でも楽しく聞く事ができました。めざましテレビの司会者軽部さんも出演され、楽しい時間を過ごす事ができました。日常から非日常でタイムスリップしたようでした。
いろんな事がある生活ですが、やっぱり「今」を楽しめるかどうかだと思います。
”アドベンチャーライフです。”
いずれは電動車いすに乗るために業者さんに借りて、1泊2日で電動車いすの練習をしました。操作ができるかどうか?一応できたと感じました。前進後進はまだまだ微妙ですが、練習に練習をして、慣れていく事しかありません。車の運転免許のようなものです。乗れたらのメリット、デメリットはつきもの、今は、初心の初心者です。乗れるようになったらノアール君の家まで行けるようになりたいと思います。
骨折して、久しぶりに「バックお散歩」をしました。もうできないかな?と思いつつもこのままでは積み木崩しのように、何もかもができなくなってゆくような「恐怖感」、いずれは「施設生活」となってしまう「恐怖感」に苛まれる事もあります。ゆっくりゆっくり頭でバランスをとりながら、家のスロープを下りました。ノアール君の家までが目標、途中、車を運転している人が声を掛けて下さったり、宅急便の人が「押しましょうか?」と声を掛けて下さったりと、触れ合い方はさまざまです。地域の人達受け入れてもらい、支えられながらの「1人暮らし」です。ありがとうございます。その結果、ノアール君の家まで行く事ができました。
物騒な世の中ですが、「バックお散歩」をしながらエンジョイしていこうと思います。
「心に太陽を くちびるにうたごを」と言うDVDを何年か前に観た事があります。
内容は定かではありませんが、さまざまな難問課題に直面しようとも2人、3人と集まれば、解決の糸口が見えてくるように思います。まっ、明るくいようと思っても、沈んでしまう事もありますが、仲間を信じて自分を信じる事が大切だと思います。最近、暗いニュースをみていて、そう思いました。くちびるにうたごえなら私にもできる?はず。
歌舞伎の世界など生まれながらにして生きていくレールが決められているようです。
華やかな舞台裏では私達の想像以上のしきたりがあるのだと思います。少し肩の力を抜く事ができれば、また、周りに悩みや愚痴を聞いてくれる人、愚痴を言える人が居れば、最悪の事態に至らずに済むような気がします。聞いてくれるだけいい、言えるだけでいい、そう言う人がいるのといないのではこれから先の人生が大きく変わると思います。
心の中は見えません。熱も出ません。だから、誰も分からないのです。
苦しい時には「苦しい」と辛い時には「辛い」と言葉にして下さい。心にふたをしないで・・・。きっと受け止めてくれる人はいるはずです。
「働く」と言う事「生きている」と言う事「生きている」と言う事「生活」と言う事だと教えて下さいました。「働かない}と『働けない』は大違い。私は仕事は「働けない」私の仕事は「生きる」と言う事だと教えて下さいました。だから、ヘルパーさんや地域の人達に支えられながら楽しく懸命に「今」を生き、この会社ゆめいえが潤うように思っています。
「生活」黒白はっきりさせた上での事ではあると思いますが生活って誰しもグレーゾーンの中で生きているような気がします。ヘルプを受けながらの「1人暮らし」と言うものは難しい事です。あと、何年この生活を続けられるか分かりませんが、1日でも1ヶ月でも長く続けられるよう、粘り強く生きていこうと思います。※:少し、しんどいのですが・・・。
自分で足を動かす練習を始めてからバックで移動する事が少し楽になってきました。トイレで立てなければ、長時間の1人外出など無理と言うもの。コンサートも控えている。立つ事ができればまだこの暮らしは続けられる。
GWが終わりました。ニュースでは世の中の様子が流れていました。
私は、映画「銀河鉄道の父」を観てきました。岩手県出身の宮沢賢治の父親の物語です。厳格な父親、ですが、一番の理解者だったのだと・・・。岩手県へは何年か前に行った事があり、生家を見学した事が走馬灯のように蘇ってきました。「アメニモマケズ、カゼニモマケズ・・・」とは誰もが知っている詩。どこか親近感を持ちながら観ていました。親子愛を感じる事ができた映画でした。
GW真っ只中、コロナが無くなった訳ではありませんが人々が動きだしました。観光地には賑わいが戻ってきました。さて、私は・・・「どっか行きたいな~」と言うだけなのか・・・?近いところでゆ~っくり過ごせたらいいかな~と思っています。近いところってどこ?
私の家で、ヘルパーさんの送別会を行ないました。ほぼ立ち上げ当初から働いて下さっていた人なので、思いもひとしおです。「岐路」と言う言葉があるようにふと、立ち止まって右に行くか左に行くかその人が出した答えだと思います。私達はその人が歩き出す道を応援する事が務めだと思うのです。しっかりと決めた路を歩いて行ってほしいと思います。
約10年間働いて下さったヘルパーさんが退職される事になりました。泣いたり笑ったりいろんな事を教え下さいました。古風な事が得意な方で着物の帯でカバンを仕立てたり、水引で飾り物を作ったりと個性的な人でした。淋しくなりますが新たな人生を歩まれると言う事なので私は応援していきたいと思います。長い間ありがとうございました。
「新年度」今年はどこか、何かが違う。学校ではないのですが新しいヘルパーさんが入ったり、その逆もあります。「新」と言う字とともにいろんな事が変わっていきます。ホラ、鯉のぼりも泳いでいます。新年度と言う言葉に、人々は元気をもらっているのかも知れません。
外に出るとたんぽぽが顔を出し始めています。身体があまり動かなくなりましたが元気に遊びに来てくれるノアール君やスズメたちを見ていると「楽しみ」を見つけないと思います。ニコちゃんマークを探しに行こう!
今年も神社に桜が咲きました。
そして、元気よく鯉のぼりも泳いでいます。私の身体は、今少し積み木崩しのようです。春なのに寂しくなりました。
それでもここで地域の人達と「こんにちは」って生きています。
ピンクの花びらが、つつんでくれます。
思うように車いすに乗りこなせなくなってきました。今ままでは1人でいる時間も有効に過ごせていました。この時間は多少なりとも楽しい時間でした。少しずつできていた事が減り寂しさを感じます。「これ、拾って下さい」など、細かい事が何のためらいもなく言えたならどんなにか楽だろうなと思います。「お願い上手」になるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
音楽の時間でもないのに、身体の中で音楽がなっています。ジリジリ、ビリビリか?何かはよく分かりませんが止まりません。止まってくれたらもう少し楽に生活ができるのになと思います。身体の中の音楽を誰か止めてくれないかな・・・。
ふと春風に誘われて外を歩けば、ほら、桜のトンネルやつくしの坊やが「こっち、こっち」って呼んでくれました。